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とある経済学部生の徒然日記

大学生である著者の雑記です。日々の生活で思ったことや趣味に関することについて書いています。

利便性の犠牲者

ヤマト運輸が労使協議を開始

 

「送料無料!」。

 

Amazon楽天市場で買い物をしているとこのワードを目にすることが多いだろう。

買い手にとっては安く買い物が済むので嬉しい限りだ。

 

また、配達時に不在だったとしても一切手数料を加算されることなく再配達依頼をすることができる。

海外では手数料をとることが当たり前な再配達も、「おもてなし」の国である日本では無料サービスなのだ。

 

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しかし、こうした便利な配達サービスは、配達員たちの長時間労働によって成り立っていることから目を背けてはならない。

 

私の友人にも某企業で配達員として働いている者がいるが、昼休憩の時間も取れず、月に300時間も働いたこともあると言っていた。

そんな勤務状況では、1年以内離職率50%前後となっているのが当たり前だそうだ。

 

業界大手であるヤマト運輸では、そうした配達員の長時間労働が慢性化している状況を改善するために社内労働組合が動き労使争議が開始された。

 

労組の要求は、来年度の扱う荷物量が今年度の取り扱い量を超えないように対策すべきというもので、経営側は時間指定配達の見直しなどを検討している。

 

ヤマト運輸だけでなく業界全体としても、駅での宅配ボックス設置やコンビニ受け取りの普及による対策を検討中だそうだ(コンビニ店員の業務量負担が増す点はどうするのか…)。

 

私は、ヤマト運輸労組の行動は長時間労働の抑制と利用者の意識改革の点から見て評価できると思う。

 

だが、ただでさえ多かった荷受け量を前年度より増やさないだけでは、長時間労働の現状が改善されることはなく、現在より過酷な環境になることを防ぐだけで帰結してしまうのでないかという懸念は残る。

 

今後の労使協議の展開に注目すると共に、一人の利用者として意識を変えたいと思う。

 

参考文献 毎日新聞「社説」2017/03/03朝刊

 

watao821-1995.hatenablog.com

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